令和2年7月28日に気仙沼ライフセービングクラブは、宮城県にあります気仙沼市立鹿折小学校の児童196名を対象に、ライフセービング学習を行う授業へ講師派遣を行いました。

本年度は新型コロナウイルス対策のため、プールでの授業が取りやめとなっておりますが、その代替えとして水難事故防止の学習が求められており、昨年度からプールにおける着衣泳授業に協力している実績から、当クラブへ協力依頼がありました。

密を避けるため、2学年ごと3時限に分けた授業を行い、児童一人一人が椅子に着席し、周囲とも十分な距離を確保しマスクを着用するという感染防止対策を行ったうえでの開催となりました。

教材としては、公益財団法人日本ライフセービング協会が本年より提供しているe-Lifesavingに収録されている「海でのできごと」を主教材として、プリントを用いて学年ごとに取り上げる内容の量や難易度、思考レベルなどを調整したうえで授業を進めました。

授業中には、昨年度のプール実技で習得した知識などを積極的に発言する姿などがみられ、何らかの形でも水難事故防止のための知識が定着していることを嬉しく感じました。

また、学校関係者からは教員が同一テーマの授業を行う際に比べ、専門職であるライフセーバーから直接授業を受けることで、内容の正確性や児童の食いつきも違いを感じるとの感想を頂いております。

今後も、学校機関との連携を図り、児童生徒が犠牲となる水難事故防止を推進してまいります。

講義だけでなく救助資機材の展示も好評であった
授業風景

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